オオメトンボ

夕刻のトンボ。沖縄本島、南大東島、石垣島、西表島、与那国島で確認している。初めて本種を見たのは、与那国島の樹林帯の流れ、暗闇の中、縦横無尽に飛ぶためまったく手が出なかった。開放水面では、水際を飛ぶことが分かり、やっとカメラに収めることができた。飛びながらの交尾時間は数秒(写真上から2番目)、その後♀単独で産卵産卵に入った(写真中)。産卵は、水面近くの植物、浮遊物などに沿って行われる。単独産卵では、産卵中に♂にさらわれていくことがあり、♂が警護産卵をすること(写真一番下、右上が♂)もある。産卵は、あちこちで行われる場合と、一か所で行われる場合があるが、一か所の場合左右に翔びながら、1回づつ産卵を繰り返す。その場合、水面近くになると下から2番目のような姿勢をとる。曇りの日には、早くから水辺にあらわれる。開放的な所で本種を見ることはなく、樹林帯のある水辺のみに生息する。

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sugomoroko

スゴモロコのつぶやき  安田池のスゴモロコです。ブラックバスやブルーギルと外来魚がふえ、亀もミシシッピアカミミガメばかり、とても生活がたいへんです。近くのヤリタナゴ君が住む池は、埋め立てられてしまいました。ベニイトトンボ君はもういませんが、志段味地区では、トンボ達が、まだ元気でいます。が、志段味地区は大きく変わりつつあり、トンボ環境としては、厳しくなってきています。

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