アオイトトンボ

5月に羽化してから、池に集まって来るのは、9月の終わりから10月、オオアオイトトンボと同居するところでは、アオイトトンボが産卵を終えてから、オオアオイトトンボが池に現れる。

アオサナエ

5月から6月、川の砂地のあるところで、見られる。上、砂地で縄張りを保持する♂。別の♂が飛来すると臨戦態勢となる。別種(ヤマサナエ)でも同様。ただ、少し離れて♂とっまていることもある。産卵は、岸沿いに沿って♀が飛翔し、卵塊が重たくなると、落ちるようである。それを繰り返し、概ね3分前後続く。不思議と、♂が近くにいても興味を示さない。最後に、卵が残っている場合なのか、打水産卵をして、飛び去る場合がある。♂が、見られなくなってからの産卵も観察している。産卵中に、交尾をすることはなく、川のふちにある草などに止まる♀を発見すると、直ちにつかみかかり、舞い上がって樹上へと去っていく。

 

アオサナエ(志段味)

キイロサナエを探しに行ってみたら、何と、シオカラトンボとバトルしているみかけないトンボ。緑だ。ここにアオサナエがいるとは、思ってもみなかった。環境としては、発生する可能性はあると思われる。これで志段味53種類目。2019年でも、同所で確認。

アオナガイトトンボ

与那国島にのみ生息する。前年10月に訪れた時には、まったく姿を見ることができなかった。与那国島の渇水時には田原川のみが、水を湛えており、水源地に給水にトラックが、ひっきりなしにやってくる。比川では、夕刻オオメトンボを見ることができる。

アオビタイトンボ

よく見ることができるのは、石垣島と南大東島だと思われる。北上しているとされているが、アカスジベッコウトンボほど、どこでもいるわけではないと思われる。植物などそれなりの環境がないとだめなのか。下の写真は、産卵後の一休み、残念ながら産卵中のまともな写真が撮れず。

アオヤンマ

愛知県では、今ここにしかいないといわれている。天気の良い日に活動、午前中はとびまっわているだけだが、午後に生殖活動がはじまる。図鑑では、産卵行動は1本の植物にいくつも産卵するように記載があるが、この日観察した4例は全て1回産卵すると、すぐ他の植物に産卵場所を変えていた。

アカスジベッコウトンボ

最近定着した感がある本種。八重山諸島では、普通に見られるようになった。上の写真は、羽化して間もないものと思われる。コフキショウジョウトンボぐらいしかいない過酷な環境でも発生しているようで、下の写真は、カンピラそばの岩盤にわずかにある水辺に産卵している。また、道路わきの水の溜まったところでも本種を見ることができる。アカスジベッコウトンボの交尾を観察することは、よくあるが、写真を撮るとなると、なかなか難しい。飛翔しながらで終わることもあるし、止まってもとても短い時間。短さは、コシブトトンボと同等か。

アカナガイトトンボ

川又は池の流れ込みのやや暗い所で見つかる。連結している本種を見つけたので、写真を撮っていると、羽化して間もない一番下の個体を見つけることができた。