アオサナエ

5月から6月、川の砂地のあるところで、見られる。上、砂地で縄張りを保持する♂。別の♂が飛来すると臨戦態勢となる。別種(ヤマサナエ)でも同様。ただ、少し離れて♂とっまていることもある。産卵は、岸沿いに沿って♀が飛翔し、卵塊が重たくなると、落ちるようである。それを繰り返し、概ね3分前後続く。不思議と、♂が近くにいても興味を示さない。最後に、卵が残っている場合なのか、打水産卵をして、飛び去る場合がある。♂が、見られなくなってからの産卵も観察している。産卵中に、交尾をすることはなく、川のふちにある草などに止まる♀を発見すると、直ちにつかみかかり、舞い上がって樹上へと去っていく。

 

アオヤンマ

愛知県では、今ここにしかいないといわれている。天気の良い日に活動、午前中はとびまっわているだけだが、午後に生殖活動がはじまる。図鑑では、産卵行動は1本の植物にいくつも産卵するように記載があるが、この日観察した4例は全て1回産卵すると、すぐ他の植物に産卵場所を変えていた。

オジロサナエ

ミヤマサナエの羽化を撮りにいいた時、川の小さな中州でオジロサナエ羽化個体を発見。ほかにも羽化殻を2つ見つける。成虫が水辺に現れるのは、昼前後が多いような気がする。上流域の流れの弱く、浅い所があるような所で♂が縄張りを張るが、排他性は弱いような気がする。まだ、♀を見られていない。

コシボソヤンマ

コシボソヤンマの活動時間は、早朝と夕方、9月には日中の活動となり、9月末には、見られなくなる。ここの環境は、緩やかな細流の砂地。疎林でイノシシが歩き回っているようで、川まで歩きやすい。♂は、川沿いに巡回し、♂が巡り合うと争いながら上空へと飛びあがる。♂が、♀に巡り合うと直ちにとびかかり、連れ去る。産卵を観察したには、1回のみ、川の流れの上にある朽木に産卵、不思議なことにこの日は、♂を見ることがなかった。

 

タイワンウチワヤンマ

まだ2016年現在、志段味には進出してきていないが、守山区内で撮影された。北上(北進)しつつあるトンボ。ウチワヤンマに比べ、うちわ状の突起が小さく、黄色の点がない。写真は、守山区のN氏提供による。