ヤエヤマハナダカトンボ

初めて探しにいたのは、アイラ川上流、見つけられなかったが、その当時はマサキルリモントンボと言った、タイワンルリモントンボが私を癒してくれた。それ以来、ボツボツ探しているが、見つけられなっかた。春に、タイワンオジロサナエを探しにいった場所(見つけられなっかたが)が気になり、山に入る。残念、いないと諦めカメラをしまい歩き出す。しばらく歩くと、「いるじゃん」。思い描いていたところとは違っていたが、やっと見つけられた。ヤエヤマハナダカトンボは思いのほか、低い所に良く止まる。驚いたのは、すぐ近くに止まった2倍近くあるシロオビカワトンボを一撃で追い払ったことだ。後日、♀も見つけるが、「メスだ」と喜んで見入っているうちに、飛び去り写真が撮れなかった。

ヤクシマトゲオトンボ

いちき串木野市の五反田川支流で、ヤクシマトゲオトンボを見つける。後日同じ場所に入ろうとしたが連日の雨で増水、入川をあきらめる。その後、大分に移動、佐伯市内で探すも、♂1頭のみ、宇佐市に移動、福貴野の滝から岳切渓谷方向へ車を走らせているとよさげな所を発見。そばに車を停める十分なすぺーすもあり、しばしここで過ごす。9:59交尾しているヤクシマトゲオトンボ発見、10:07まで続く、その後少し休憩があって産卵開始、写真の枝に産卵後、ゼニゴケに長時間産卵を繰り返していた。下の写真は、発生地。いずれの発生地も、僅かばかりの水がながれており、産卵する植物があるところのようだ。

ヤンバルトゲオトンボ

オキナワトゲオトンボの写真を撮った、やや上流部で細い渓流を登っていくと本種を見つけることができた。その途中、リュキュウハグロトンボ、リュウキュウルリモントンボ、羽化間もないオキナワオジロサナエなどを見ることができた。

リュウキュウカトリヤンマ

なかなか私は、お目にかかれないでいる。未だ、本島や石垣島では、見たことがない。与那国島でたくさんのリュウキュウカトリヤンマを見たという話を聞いたことがある。林間でふう~と飛んできて、枝に止まる本種を、西表島で見ることができた。2021年、産卵を観察することができた。木の根や枯葉に止まりながら、少しづつ産卵場所を変えながら、湿った土に産卵していた。

リュウキュウギンヤンマ

♂は、早朝や夕刻時、テリトリーをみまわる。広い空間を飛び回る場合や、写真(上)のように川に沿って飛んでいる場合もある(既に暗がりなので川かどうかわかりませんが)。♀は、ギンヤンマと異なり単独で産卵に訪れる、明確な時間は無いようで、昼間に見ることが多いような気がするが、この写真(下)の時は、少し暗くなってからの飛来だった。

リュウキュウハグロトンボ

 

どちらかと言うと、大きな川のやや流れの緩い所で見られる。その中でも流れの無い水中の草に産卵するのを観察できた。メス単独での産卵が多いが、オスが警護する産卵も見られた。

奄美大島での産卵の観察。偶然、目の前の沈木に♀が訪れ産卵を始める。徐々に後ずさりしながら、最後には翅の半分を残し水中に入りさんらんをつづける、約5分間の出来事であった。

リュウキュウベニイトトンボ

上の写真は、めっちゃ日光浴びてますが、通常は湿地・池などの植物のあるやや日陰気味の所で一般的に見られる。産卵は、通常連結して行われるが、下の写真のように、単独産卵も行われる。

リュウキュウルリモントンボ(アマミルリモントンボ)

山深い現流域で、観察できる。原河大川の支流へヤンバルトゲオトンボを探しに行ったときは、下流からリュウキュウハグロトンボ、オキナワオジロサナエ、本種、そして最上流にヤンバルトゲオトンボを見ることができた。

奄美大島のものは、亜種アマミルリモントンボとされ末端、腹部第10節が青。2018.7.18の観察では、湿ったコケ・落ち葉・木などに次々と約10分間の連結産卵があった。