地元の方に、まだ時期が早いといわれた。確かに、1ペア確認できたのみだった。たまたま同行した、徳島県のY氏によると、ここ2~3年減ってきているとのことだった。また、連結したペアは、フニョンフニョンと翔び回り、オオキトンボより明らかに近づけない。また、来たかと思うと、シオカラトンボが、すぐに邪魔をしにくる。
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タイリクショウジョウトンボ
沖縄では、普通に見られるが、たくさんの個体を見ることはない。未成熟な個体は、水辺からはなれた草地などで見られる(写真上)。2018.6.17台風後の南大東島はタイリクショウジョウトンボだらけ、下の写真は、単独で産卵する♀。
タイワンシオカラトンボ
タイワンシオカラトンボは、これまで奄美大島で2連敗中、オオシオカラトンボを沢山見てきた。今回は、妻のお供なのであまり時間が取れなっかたが、やっと本種を見つけることができた。27日は、時間をもらい地図上で目星をつけたところに車を進めるが、途中で許可車以外進入禁止であきらめる。もう一か所は、カーナビ表示が、どんどん道を外れていく、戻り別の道を行くもまた同じ。ちょっとよさげな所があり待つが全くでない。ここで昼食。カーナビを適当にいじり、目星を付けると、途中それらしきを発見。オオシオカラトンボに交じりタイワンシオカラトンボ1♂確認。明らかにオオシオカラトンボより小さく、やや色が薄い感じがする。時々タイワンシオカラトンボがちょっかいをかけてくるが、かわしながら縄張りを保持していた。翌日、妻のお供で車を走らせているとよさげな場所を発見。昨日と同様タイワンシオカラトンボ1♂確認。
タイワンシオヤトンボ
対馬の湿地または湿地様な廃田。♂は、8時頃、♀は9時頃から湿地に姿を現す。生殖活動は、♀がいなくなる午後3時頃まで、♀の飛来時に行われる。交尾は、1分程度か、交尾後すぐ産卵に入る場合もあるが、しばらくの休息後(3枚目の写真)、産卵を始める場合もある。産卵は、♂の警護がある場合が多い。♂が、多いので良い場所、開放水面が広すぎない所に陣取った場合のほうが、より♀に出会えるようだ。開放水面が広い所の♂は全く♀に出会えない、この場合警護中の産卵であっても、♀を奪い取るという手に出る♂も観察した。♂も午後4時頃には、湿地から姿を消す。
ナニワトンボ
色は赤くないが、アカトンボの仲間。交尾が見られないと思っていたら、予想を裏切る12時すぎから観察でき、3時頃まで産卵を行う。交尾は、木の枝などに止まり、数分続く。連結又は稀に単独で打空産卵を行う。日陰の木が転がっているようなところを好むようである。
ネキトンボ(静岡県)
志段味では、見られることもあるが、一時的な飛来と思われ、交尾産卵を観察したことがない。この写真のペアでは、交尾時間は短くなく、交尾後連結で打水産卵を観察した。
ハネナガチョウトンボ
日本では、奄美大島の大和村 フォレストポリスのみに生息する。なお、本種のみならずフォレストポリス内のすべての生物が保護されている。交尾は、静止して1分以上続く。産卵(一番下)ちょと見にくいが、交尾後すぐにおおむね単独で行われる。わずかに♂が、警護することもある。交尾・産卵時間に明確なものは、見いだされない。他のトンボが、飛翔しないような曇りでも、本種は活動している。♂同士が出会うと追尾しながら池から遠くに離れる。
ハネビロトンボ
沖縄本島などの池で見られる、八重山諸島で見つけることはむつかしいと思われる。下の写真、たまたま近くの枝に止まったもの、交尾時間はたいへん長いものだった。
ハラボソトンボ
日当たりのいい池などで、普通に見られる。沖縄では、どの時期でも見られる。交尾は、草などに止まり行われ、時間は長い。(写真下)
ヒメキトンボ
図鑑では、石垣島のほか、西表島・与那国島などの記載があるが、少ない経験では石垣島以外で見たことがない。よくわからないが、どこの池にいる、というものでもない。池のふちのある枝などに止まっていることが、多い。