カオジロトンボやムツアカネの湿地に行く前に、明るい僅かの湿地に縄張りを張っていることが、多い。交尾産卵も目撃したことがあるが、全うな写真が撮れなかった。同所にタカネトンボも生息するが、こちらは池のやや暗めのところを飛翔。明らかに生息環境が異なる。高山市では、なかなか♀を見られないが北海道では群れて飛んでいることがよくある。
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オジロサナエ
ミヤマサナエの羽化を撮りにいいた時、川の小さな中州でオジロサナエ羽化個体を発見。ほかにも羽化殻を2つ見つける。成虫が水辺に現れるのは、昼前後が多いような気がする。上流域の流れの弱く、浅い所があるような所で♂が縄張りを張るが、排他性は弱いような気がする。まだ、♀を見られていない。
カオジロトンボ
高山市では、高地の湿地に生息しており、現地では7月から8月にかけて、たくさん見られる。北海道浜中町では、海からすぐの湿地で見られた。
カラカネトンボ
止水に見られる。エゾトンボ科は、なかなか止まってくれない。昨年から3度目で、草に止まる写真が撮れた。やや曇りぎみっだた為なのか4回ほど止まった。他のトンボが活動しない朝早くから活動し、昼頃には水辺から姿を消す。
キトンボ
同居するマダラナニワトンボよりやや遅れて池に現れ、11月まで見られる。オスは朝からメスをまっているが、うまくいかないこともある。一番上の写真のオスは、そばに来たメスを飛んでる別のオスにとられ、結局メスに出会えず、3時頃には、林に消えていった。
ギンヤンマ
7月から9月にかけて、見られる。産卵は、連結した状態で行われる。いつもは、飛び回っているが、9月のころになると、池の周りで休んでいることが多い。翅の茶色いほうが、メス。
地元で交尾を見たことがない。海津市に行ったとき、幸運にも2回見ることができた。この写真と、少し後のもう1回。交尾時間は長く、移動することもあった。この写真の♀は珍しく単独産卵だった。
クロサナエ
クロサナエは、いるのはわかっていてもなかなかお会いできない。昨年・今年と何回も同じ場所に通いやっと撮れたのが上の写真。上段は、羽化後、体液を排出している♀の写真、その後すぐに飛び立っていった。下の写真は、未成熟の♂。
ナゴヤサナエ
揖斐川にて、天気のいい午前中にみられる。
マダラナニワトンボ
池に戻ってくるのは、10月から11月。昼頃が、産卵に忙しい。一番上の写真は正に卵が落とされようとしているところ。(見にくいときは、拡大してみて下さい。)
ミルンヤンマ
9月下旬には、9時~16時頃まで活動、10月中頃には昼の2時間程度しか活動しなく、10月下旬には見られなくなる。♂は、川沿いに♀を探し、飛翔しているが、大きく川を離れ飛び回ることがよくある。♂同士が出会うと、争いながら上空へ舞い上がる。わずかな観察では、産卵は♀の好みがあるらしく3枚目のメスは、朽木ばかりに産卵、それも水の流れからやや離れたところに産卵していた。別の♀は、川岸に生えるコケばかりに産卵していた。交尾は、出合頭に♀を上空に連れ去れ去る。