エゾトンボ

カオジロトンボやムツアカネの湿地に行く前に、明るい僅かの湿地に縄張りを張っていることが、多い。交尾産卵も目撃したことがあるが、全うな写真が撮れなかった。同所にタカネトンボも生息するが、こちらは池のやや暗めのところを飛翔。明らかに生息環境が異なる。高山市では、なかなか♀を見られないが北海道では群れて飛んでいることがよくある。

カラカネトンボ

 

末端がポツンと切れたような感じで、他のエゾトンボ科と区別しやすい。晴天時の午後、木の葉に止まり数分間の交尾が見られらた。活動は、4時頃まで続く。

カラカネトンボ

止水に見られる。エゾトンボ科は、なかなか止まってくれない。昨年から3度目で、草に止まる写真が撮れた。やや曇りぎみっだた為なのか4回ほど止まった。他のトンボが活動しない朝早くから活動し、昼頃には水辺から姿を消す。

クモマエゾトンボ

2017年に、1回行ったきり、道路の通行止めなどがありなかなか行けなかったが、やっと訪れることができた。2017年を含み計4回当地を訪れたが、そのわずかな経験の中で、完全な晴天時には、活動しないことが判った。2020.8.25に訪れた時には、全く雲がなく暑い日で、雪男の様な剛毛(?)が影響しているのか、クモマエゾトンボを見ることができなっかた。8.18は、一時的に日が陰った時とその後の日が出たわずか時間しか活動しなっかた。3番目の写真は、エゾトンボ科では珍しい静止産卵の様子(月刊むしに投稿済み)、一番下は生息地の様子。

 

コエゾトンボ

標茶町の峠では、たくさんの本種とモリトンボ・エゾトンボが上空を飛び回っているのを、観察した。音更町では、山間部の水が流れ出る湿地様のところで飛ぶ様子を、釧路市では池に流れ込む細流の少し空間の空いた所や流れ込みの草地の空間のあるところで見られた。

タカネトンボ

 

 

9月から10月にかけて、見られる。志段味地区で見られるのは、オスのみで、未だメスに出会えていないことから、近隣から飛来するものと思われる。一番下の、産卵写真は瀬戸市内の池で、観察できたもの。

ハネビロエゾトンボ

以前から気になっていたが、他のトンボが忙しくスルーしていたが、目的のトンボが芳しくなく、探してみることにすると、あっけなく遭遇。生息環境は、山間の緩やかな流れの細流、3日間の観察では午後12時過ぎから4時頃までが、活動時間。細流を翔ぶオニヤンマやコシボソヤンマは、川の流れに沿い行ったり来たりするが、それとは明らかに異なり山道を飛んで行ったり、目線より高い所を飛んだりと撮影者泣かせでミルンヤンマに近い飛び方か。交尾は、出合頭に♂が♀を上空へ連れ去る。一つの観察では、15:54交尾で舞い上がり、16:05に♂♀別々に川に戻ってきた。その後16:15♀が産卵、水を含ませ、コケに水と共に卵を飛ばしていた。別のケースでは、13:41産卵中の♀を♂が連れ去り、13:46に戻ってきたが、その後の産卵は確認できなかった。

ホソミモリトンボ

初め、入笠山に行ってみたが、1日いても、らしいのを2回見ただけで、どうもよくない。もう1日粘るも全くだめなため、乗鞍高原に移動。やっと、見ることができた。朝8時過ぎから11時頃までと、午後3時頃岸沿いに飛ぶホソミモリトンボ♂が、上の写真。岸際に止まる黒いトンボを見つけたので、本種の♀かと期待したが、残念ながらムツアカネだった。

ミナミトンボ

2022年、西表島でお会いした、日本のトンボは概ね採取したといわれる方から、ミナミトンボは、3月下旬から4月上旬がいいと教えられた。図鑑の朝夕の薄暮時、に惑わされ、見つけられない。3か所目でミナミトンボ発見。緩やかな流れで、早い時間で11時過ぎ、14:30~16:30ぐらいが一番活発。なお、曇っていると見られない。交尾は、4/4 14:30、4/5 16:30 の2回確認できたが、4/4はすぐに見失う。4/6は、交尾状態のまま止まるところを探しているのか、飛び回り暫くして草に止まる。交尾時間は、リュウキュウトンボより短い。その後、産卵することなく、居なくなった。♂は、ベニトンボと衝突することがあったが、意気消沈するのか、暫く水辺にもどってこなかった。同種のミナミトンボは、追い返していた。5月、活動時間がやや変わっていた。晴天時は8:30~11:00頃、14:00~17:00過ぎ頃まで、そして4月は川沿いの飛翔のみであったが、夕方は広い範囲を飛翔していた。これからも季節が変わると活動時間が変わっていくのだろうか。