5月から6月にかけて、川の流れにみられる。
チビカワトンボ
上流域の渓流、細流でみられる。コナカハグロトンボ、クロイワカワトンボなどと混生することがある。交尾は、岩や植物などに止まり数分行われる。産卵は、苔の生えた岩などに止まり連結または♀単独で行われる。連結での産卵は、短いが、単独での産卵は場所を変えたりしてじっくり行われる。一番下は、朽木に単独産卵する♀、発見したときはすでに産卵しており、発見時から20分以上同じ朽木で産卵を続けた。午後5時ごろには、チビカワトンボの姿を川辺で見ることができなくなる。
チョウトンボ
7月から8月にかけて、見られる。名前のごとく、蝶のように、ヒラヒラと飛ぶ。志段味地区内で産卵も確認しているが、必ず見られるという所は無く、安定的に、発生しているとは、考えにくい。
トビイロヤンマ
夏には、日の出と日の入り時しか、お目にかかれないトビイロヤンマ。温度が低いためか11月は日の出時の活動はなく、この時は8時過ぎから10時半ごろまでの活動と、日の入りの17時半頃の黄昏飛翔が見られた。なお、前日は長袖1枚では寒いような日で、1日中全く活動がなっかた。なお、上が緑の複眼の♀で、下が青の複眼の♂。
ナゴヤサナエ
揖斐川にて、天気のいい午前中にみられる。
ナツアカネ
7月に羽化するが、その後は水辺から離れ、9月頃もどってきて、11月初め頃まで見られる。
ナニワトンボ
色は赤くないが、アカトンボの仲間。交尾が見られないと思っていたら、予想を裏切る12時すぎから観察でき、3時頃まで産卵を行う。交尾は、木の枝などに止まり、数分続く。連結又は稀に単独で打空産卵を行う。日陰の木が転がっているようなところを好むようである。
ニホンカワトンボ
植物のある清流から上流域に広くみられる。僅かに水が流れる細流でもよく見られる。アサヒナカワトンボと混生していることも多い。
ニホンカワトンボ(志段味)
4月の終わりから5月の初めて頃、アサヒナカワトンボと同じところで見られるが、本種の発生は、志段味では、僅かである。
ネキトンボ
毎年見られないことから、志段味地区内では、発生していないものと思われる。ショウジョウトンボに似るが、黒い線があるのが、ネキトンボ。