アカメイトトンボ

昨年は、お会いできなかったアカメイトトンボ。昨年お会いした道在住のY氏にまた声をかけていただき、出かける。偶然、昨年訪れたところであったが天気が違う。晴天の6月28日は、活発な行動が昼から3時頃まで見られた。まだ、未成熟なものが多く、成熟したものは1/4位か。交尾も幾組か見られ、草や木の葉に止まり、数分続く。薄曇りでは、あまり活動がなく、日が差すような日には、捕食活動が見られた。曇りの日には、キタイトトンボなどは見られるが、アカメイトトンボは全く見られない。

 

 

アキアカネ

6月に羽化した後、山地に避暑に行くトンボとして、新聞によく取り上げられる。水辺にもっどてくるのは9月頃、10月まで見られる。一番上の写真は、羽化後をとらえたものだが、ヤゴがらが写っていない。羽化したところから、すでに移動した後と思われる。他のトンボは概ね夜明けの時間でまにあうが、アキアカネだけは、もっと早起きをしないと、ダメなようだ。

アサヒナカワトンボ

4月下旬から5月に、志段味地区では、細流にみられ、ニホンカワトンボと混生するところもある。流れから離れた日当たりの良い山中でも、観察できる。

アジアイトトンボ

 

5月の発生と、9月から10月の2回のピークがあるものと思われる。広く分布する。上志段味に大産地があったが、区画整理で埋め立てられてしまった。

アマゴイルリトンボ

兵庫県でヒヌマイトトンボ撮影後、新潟県へ向かう。ついた日は、風雨が強かったが、翌日から天気回復。日がよく当たると、活発に動くが、曇りだとにぶるが、それでも活動は見られる。10時台に交尾・産卵が見られ、11時を少し過ぎると、まったく見られなくなる。交尾時間は長く、その後連結状態で水辺に現れ、水上に張り出した枝や水面上の植物などに産卵する。写真撮影中、藪の向こうから水の中を歩く大型動物の足音がどんどん近づいてきた。シカかとも思ったが、もシカしてということもあるので低い声でこちらの存在を知らせると、一気に逃げていった。後で地元の人に聞くと、シカはいないとのこと。クマの可能性が高いらしい。翌日からは、鈴をザックでなく自分のベルトにつけた。前日には、キャンプ場でイノシシも3頭見られた、とても自然豊かな所でした。

アマミサナエ(オキナワサナエ)

 

ちょうどこの時、羽化したてでやや高い所に止まる本種を発見、近くに他の白い個体も止まっていた。木の下の上流域の細流に目をやると流れの無い岸そばにヤゴガラを3つ、見つけることができた。下2枚、フナンギョの滝に行ってみたが、荒涼としており、いたのはリュウキュウハグロトンボのみ、アマミトゲオトンボを探し、何となく入った川にで林道で見つけた、奄美の個体は、複眼が青い。

アマミトゲオトンボ

源流域にすむヤマイトトンボ科、上の写真は上流域の細流で見つけた♂、下2つは山道わきの水がわずかに流れるところで見つけた♀、真ん中の写真は産卵中。水が流れる山肌でも、何処にでも居るようではなく、光が入り植物が育っており、産卵するような落ち葉などが貯まる所に集まるようである。午前中には見られず、昼過ぎから4時頃までに水辺で見られる。

アメイロトンボ

 

主に夕刻に飛び回る。早朝も活動するが、時間が短い。写真の南大東島や本島、石垣島などでは、池で観察しているが、与那国島はやや流れの緩い川で見つけた。観察では、交尾中止まることなく、数秒で終わる。その後すぐに♂が警戒する中、産卵を始める。曇りの日には、3時ごろから翔び始める。どちらかと言うと、開けた所を好み、林間に完全に覆われた所では、本種を見ることはない。(オオメトンボが見られる。)ちなみに、産卵の写真は、サトウキビ畑に囲まれた人工的な池。

イイジマルリボシヤンマ

わんさといるオオルリボシヤンマの中から、僅かにいるイイジマルリボシヤンマを瞬時に見分けるのは、大きさしかない。たまに間違えもするが、これがさしあたり手っ取り早い。産卵場所を探しているようなそぶりを見せたが、結局止まらず行ってしまった。

イリオモテミナミヤンマ

なかなか写真を撮らせてもらえなかったイリオモテミナミヤンマ。好条件が来た。前日雨、午前少雨、午後曇り無風、途中トンボ屋さんと出会い一緒に歩く、カミキリ屋さんと会い、それらしきトンボが翔んでいたと聞きそこで待つこと約15分、これまでのウスバキトンボ3頭に加え、出ましたイリオモテミナミヤンマ(♀)。しばらくすると、ヒメハネビロトンボ、もう1頭イリオモテミナミヤンマ(♂)追加。2人で、連写16:30頃、腹を満たしたトンボたちは翔ばなくなり終了。