コシボソヤンマ

コシボソヤンマの活動時間は、早朝と夕方、9月には日中の活動となり、9月末には、見られなくなる。ここの環境は、緩やかな細流の砂地。疎林でイノシシが歩き回っているようで、川まで歩きやすい。♂は、川沿いに巡回し、♂が巡り合うと争いながら上空へと飛びあがる。♂が、♀に巡り合うと直ちにとびかかり、連れ去る。産卵を観察したには、1回のみ、川の流れの上にある朽木に産卵、不思議なことにこの日は、♂を見ることがなかった。

 

コナカハグロトンボ

石垣島と西表島に生息する。水田にある小川から山中の渓谷まで幅広く生息する。下流域では、アカナガイトトンボ、中上流域では、クロイワカワトンボ、チビカワトンボなどと混生することがある。朝7時ごろには、もう♂が川で見られ、日の当たる流れの緩い石が顔を出しているような人気のところでは、小競り合いが絶えない。(写真上から4番目)、昼前後2時間ぐらいに交尾が行われるが、午後に多い。ふきんの小枝、岩などに止まり数分行われる。産卵は、1回しか確認していないが、このケースは、♀が単独で飛来し、すぐそばにいた♂なにも興味を示さなかった。水をせき止めてあった板の裏側ですごい水圧の中14:43から1時間33分もの間場所を移動しながら産卵を続けた。川での♂たちの喧噪も、3時頃には静まり、たたずんでいるが、午後5時前にはコナカハグロトンボの姿は、川から見られなくなる。

 

コノシメトンボ

6月の羽化後、9月から10月にかけて、水辺で見られる。秋には、池に上を飛びながら♀をまつ真っ赤な♂をよくみかける。写真の産卵は、連結しているが、単独での産卵も観察している。

コフキオオメトンボ

コフキオオメトンボ、3度目の正直、これまで西表島で1度見たきりで、まったくお目にかかれなっかた。4年前、自然観察員(という名称だったと思う)と言われる方からポイントや時期をお聞きし今回のトライとなった。一番上の写真は、そのポイントで、発見。これで完全に撮った気になる。7時まで粘るがまったく現れず。西表島で一緒にイリオモテミナミヤンマを連写したトンボ屋さんが言っていた、5月に南大東島を訪れ学校から云々という場所を探すもよくわからず、しかしそれらしきポイントを2か所確認していたので、その後移動。いました、暗すぎてよい写真を撮れず。同所は、アメイロトンボも見られ、アメイロトンボはまだ明るい時間から飛び出すが、コフキオオメトンボは18:30頃にならないと水辺に現れない。19:00頃には、テンションが上がり♂たちは高速で飛び回り♂同士が、ぶつかる音が聞こえる。その拍子に、水面に落ちることもある。交尾は、飛翔しながら10秒程度で、警護産卵が多い。オオメトンボやアメイロトンボのような一か所での繰り返し産卵は見られなっかた。また、昼前薄暗い所で飛翔する姿も3度ほど確認した。一度は、非常に高速で闇雲に飛翔しているように見え、他は蝶のようにゆったり飛んで、一時止まったのが一番下の写真。

コフキショウジョウトンボ

樹林帯の湿地・水たまり・田んぼ横の水路などで、八重山ではどの時期でも見られる。上の写真は、テリトリーを見張る♂、真ん中は産卵行動の♀と、それを警護する♂、下は産卵する♀(思いっきり水面をすくう感じ)。

コフキヒメイトトンボ

止水の草地に見られる。大宜味村では、コンクールで固められた緩いながれの川に土が溜まり、その草地に発生していた。一番下の写真のように、名前の通り、成熟すると♂は白い粉を吹く。

コヤマトンボ(志段味)

これまでに、守山区志段味地区内でそれらしいところは探したが、見つからなかった。今回の発見場所は常図ね確認している場所なので、一時的飛来と思われる。もしかすると、志段味地区内で生息場所があるのかもしれない。これで志段味地区内、56種目となる。