愛知県では、今ここにしかいないといわれている。天気の良い日に活動、午前中はとびまっわているだけだが、午後に生殖活動がはじまる。図鑑では、産卵行動は1本の植物にいくつも産卵するように記載があるが、この日観察した4例は全て1回産卵すると、すぐ他の植物に産卵場所を変えていた。
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オオギンヤンマ
初めて目にしたのは、与那国島で夕暮れのころ優雅にとぶでかいトンボだった、この一枚が唯一の写真となった、残念ながら翌日も粘ったが見られなかった。それ以降お目に掛かることなく、石垣島で発生地があると聞いて探したがわからず、小笠原に行った時、3頭ほどの♂を見つけ写真を撮るがあまりまっとうなものが取れず、最後の日と思うものの天気が悪くあきらめる。西表では、ウミアカトンボが見つけられず毎回確認している田んぼ周辺で初めてお目にかかれ喜んでいると、らしきトンボが川沿いをとぶ。連写しやっとまっとうな写真が撮れた。西表は、ウミアカトンボと共にオオギンヤンマも一時的な飛来ではないかと思われるが、父島は、一瞬で3頭目撃しており、定着の可能性が高いと思われる。
オオルリボシヤンマ
自然環境のある池や湿地。ルリボシヤンマより広く分布している気がする。下の写真は産卵中、水に浮いた葉につかまり産卵しているが、他にも水際の朽ちた木に産卵しているところも観察している。
オキナワサラサヤンマ
こちらの喫茶店で教えてもっらた所は、以前ほど見られなくなった。新たに場所移動、見つけられず引き返し始めると「いました」どうも来た時間が早かったようで、活動は11:20~14:30頃まで、10m程度のテリトリーを行ったり来たり、一度だけ交尾飛翔見つけるが、すぐに見失う。曇ってくると活動しない。更に、暑くなると11:20頃には見られるが、16日は13:00過ぎ、17日はすぐに居なくなり、その後3回ちょっと見られただけで終わってしまった。さすがに春のトンボ、暑さに弱いようだ。
カトリヤンマ
朝と夕方に池上を飛び回るカトリマンマ。地元の方に、4時過ぎからと聞いていた、稲刈り後の田んぼに行く。たまたま同行させていただいた徳島県のY氏と撮影。氏によると以前よりだいぶ減っているとのこと。4時半頃からボツボツ産卵に訪れるのが見られ、5時頃にはいくつか見られた。それでも、志段味に比べればパラダイス、いまだ志段味ではまっとうな写真が撮れていない。翌日、交尾を探そうとしたが、見つけられなっかた。
クロスジギンヤンマ
5月から6月にかけて、見られる。ギンヤンマと異なり、産卵は単独で行われる。コシアキトンボが乱れ飛ぶ暗くなり始めたころこの産卵を観察したが、日中の産卵も観察しているので、産卵時間に規則性はないのか。通常、止水で観察されるが、流水での産卵もある。
コシボソヤンマ
コシボソヤンマの活動時間は、早朝と夕方、9月には日中の活動となり、9月末には、見られなくなる。ここの環境は、緩やかな細流の砂地。疎林でイノシシが歩き回っているようで、川まで歩きやすい。♂は、川沿いに巡回し、♂が巡り合うと争いながら上空へと飛びあがる。♂が、♀に巡り合うと直ちにとびかかり、連れ去る。産卵を観察したには、1回のみ、川の流れの上にある朽木に産卵、不思議なことにこの日は、♂を見ることがなかった。
マダラヤンマ
最盛期をやや過ぎているためか、すぐに止まる個体が多かった。
マルタンヤンマ
いることは、わかっていたがなかなかお会いできなかったマルタンヤンマ。これまで、らしい影を上空に見上げるだけだった。出会いは突然。マルタンヤンマが、一瞬目に飛び込んできたが、消えた。 ? ? オオシオカラトンボの♀と間違えた。そんな馬鹿な。よくみると、ミクリのあいだから僅かに見えた。産卵に来ているようだ。発見10:42、それからあちこちと場所を変えながらミクリに止まり産卵を続け10:46に終了、マルタンヤンマは姿を消した。これまで、上空を見上げるばかりだったが、2024年はそこそこ低い所を黄昏飛翔する本種を見ることができた。例年は、30分ぐらいで2~3回見られればいいほうだったが、視野の中に2~3頭を確認することもあった。
ミルンヤンマ
9月下旬には、9時~16時頃まで活動、10月中頃には昼の2時間程度しか活動しなく、10月下旬には見られなくなる。♂は、川沿いに♀を探し、飛翔しているが、大きく川を離れ飛び回ることがよくある。♂同士が出会うと、争いながら上空へ舞い上がる。わずかな観察では、産卵は♀の好みがあるらしく3枚目のメスは、朽木ばかりに産卵、それも水の流れからやや離れたところに産卵していた。別の♀は、川岸に生えるコケばかりに産卵していた。交尾は、出合頭に♀を上空に連れ去れ去る。