昼間は、はるか上空を飛ぶ♀、とてもカメラで捉えることができない。♂は、時折川に水を飲みに来るようである。夕方近くになると、高い所に♂♀とも集まってくるのが、観察できた。その中でペアができ、木に止まっているのが、上の写真。 2022年 集団飛翔を探すが、まったく見られない。多くて一瞬3頭が、視野の中に入るのがせいぜいであった。細流で数mの間を繰り返し飛翔する♂を2度観察した。相変わらず水を飲みに来る(もしかして水浴び) ♂を何回も観察したが、1度だけ♀も見られた。♀がゆっくり水面に近づいてきたので、産卵かと期待したが、オオシオカラトンボに邪魔をされ、遠ざかってしまった。
カラフトイトトンボ
昨年は、完全に空振りだったカラフトイトトンボ。偶然出会った道在住のY氏の助言で昨年より早い時期6月26日に来てみたが、晴天にも拘らず全く見られず。そのY氏にまた声をかけていただいた所によると、その数日前♂4,♀1を採集した人があったようだ。確かに、しっかりと足跡が残る。時間をおいて、その一週間後、何とか1頭だけ見られる。雲に太陽が掛かるといなくなるが、日が差すと現れる。その後♀が、現れることはなく、13:30、彼はねぐらへと帰っていった。
キイトトンボ
志段味地区内では、6月から9月にみられ、広く分布する。下の写真は、産卵中。
キイロサナエ
5月の中下旬に、羽化がみられ、約2週間後の6月頃に、見られる。天気のいい、10時から11時半ごろに見られる。午後3時頃にもみられるが、数は少ない。上の写真は、湿り気のある土面へ産卵している。
キイロハラビロトンボ
2014年、数枚写真を撮ったのみで、忘れていた存在だったが、今回5月に西表を訪れることとなり、天気の良い日に撮りに行こうと思っていた。良い天気がなく日が過ぎていき渓流に入っていた日、急速に天候が回復したため、急遽場所移動。目的のキイロハラビロトンボの♀を目視。あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと写真を撮らしてくれない。そこへ♂が現れると♀は姿を消してしまった。その♂を写真に収め、少し離れたところでもう1頭♂を見つけた。休憩所につくと先ほどあったクワガタ屋さんが見え、なかなか見つけられないコクワガタを探し夜の12時まで頑張るとのこと、クワガタ探しの時ボウフラと共にキイロハラビロトンボのヤゴを見たことなどの話を聞き下山、もう夕方となりその時点で本種を見ることはなかった。
キタイトトンボ
北海道のみにせいそくするが、現地ではでは、よく見られるトンボ。
キトンボ
同居するマダラナニワトンボよりやや遅れて池に現れ、11月まで見られる。オスは朝からメスをまっているが、うまくいかないこともある。一番上の写真のオスは、そばに来たメスを飛んでる別のオスにとられ、結局メスに出会えず、3時頃には、林に消えていった。
ギンヤンマ
7月から9月にかけて、見られる。産卵は、連結した状態で行われる。いつもは、飛び回っているが、9月のころになると、池の周りで休んでいることが多い。翅の茶色いほうが、メス。
地元で交尾を見たことがない。海津市に行ったとき、幸運にも2回見ることができた。この写真と、少し後のもう1回。交尾時間は長く、移動することもあった。この写真の♀は珍しく単独産卵だった。
クモマエゾトンボ
2017年に、1回行ったきり、道路の通行止めなどがありなかなか行けなかったが、やっと訪れることができた。2017年を含み計4回当地を訪れたが、そのわずかな経験の中で、完全な晴天時には、活動しないことが判った。2020.8.25に訪れた時には、全く雲がなく暑い日で、雪男の様な剛毛(?)が影響しているのか、クモマエゾトンボを見ることができなっかた。8.18は、一時的に日が陰った時とその後の日が出たわずか時間しか活動しなっかた。3番目の写真は、エゾトンボ科では珍しい静止産卵の様子(月刊むしに投稿済み)、一番下は生息地の様子。
クロイトトンボ
志段味では、5月から6月にかけて見られる。よくわからないが突然現れて、消えてしまう。移動性が高いのか。小幡緑地公園では、8月頃まで継続して観察することができる。