アオサナエ

5月から6月、川の砂地のあるところで、見られる。上、砂地で縄張りを保持する♂。別の♂が飛来すると臨戦態勢となる。別種(ヤマサナエ)でも同様。ただ、少し離れて♂止まっていることもある。産卵は、岸沿いに沿って♀が飛翔し、卵塊が重たくなると、落ちるようである。それを繰り返し、概ね3分前後続く。不思議と、♂が近くにいても興味を示さない。最後に、卵が残っている場合なのか、打水産卵をして、飛び去る場合がある。♂が、見られなくなってからの産卵も観察している。産卵中に、交尾をすることはなく、川のふちにある草などに止まる♀を発見すると、直ちにつかみかかり、舞い上がって樹上へと去っていく。

 

アオサナエ(志段味)

キイロサナエを探しに行ってみたら、何と、シオカラトンボとバトルしているみかけないトンボ。緑だ。ここにアオサナエがいるとは、思ってもみなかった。環境としては、発生する可能性はあると思われる。これで志段味53種類目。2019年でも、同所で確認。

アマミサナエ(オキナワサナエ)

 

ちょうどこの時、羽化したてでやや高い所に止まる本種を発見、近くに他の白い個体も止まっていた。木の下の上流域の細流に目をやると流れの無い岸そばにヤゴガラを3つ、見つけることができた。下2枚、フナンギョの滝に行ってみたが、荒涼としており、いたのはリュウキュウハグロトンボのみ、アマミトゲオトンボを探し、何となく入った川にで林道で見つけた、奄美の個体は、複眼が青い。

ウチワヤンマ

6月から9月にかけて見られる。シオカラトンボやコシアキトンボを蹴散らし池の止まり木を優先する。守山区のN氏によると、タイワンウチワヤンマが守山区内にも進出してきているとのことだが、2016年現在、志段味地区内ではまだ確認していない。

エゾアカネ

水辺をずっと探したが、まったく本種を確認できなっかた。駐車場に戻り、脇の草原を見ると♀、2頭確認できた。この時期、まだ生殖活動が始まっていないのだろうか。機会があれば、もっと遅い時期に、行ってみたい。

オオサカサナエ

2017年、おとずれたときは、なかなか見つけられなっかた。低い所に止まらないからだ、昼近くになると低い所に止まりやっと写真が撮れるようになった。

2019年、オオサカサナエの羽化を撮ろうと出かけた。9時頃、羽化が始まっている個体を発見。上から3つと、下2つは別の個体。5枚目の写真から♀と判る。10時前には、翅が広がったかと思うと、すぐに飛び去った。一番下は、早朝の一時、砂浜に集まるオオサカサナエ、至近距離だと、争いが始まる。

 

 

 

オキナワオジロサナエ(チビサナエ)

 

2015年、オキナワオジロサナエ(チビサナエ)は、この時点でまだ出始めで、成熟個体は上の1回のみでした。後は、川岸や川路氏の植物に止まるたくさんの羽化直後の個体を観察することができました。下の写真は、まだヤゴガラから離れていない個体です。2022年、やっと♀の産卵を観察。僅かに水が流れるところに、チョン、チョンと間を置きながら打水産卵、飛翔しながら卵塊ができてくる。産卵を観察できたのは、ほんの僅かな時間だった。

オジロサナエ

ミヤマサナエの羽化を撮りにいいた時、川の小さな中州でオジロサナエ羽化個体を発見。ほかにも羽化殻を2つ見つける。成虫が水辺に現れるのは、昼前後が多いような気がする。上流域の流れの弱く、浅い所があるような所で♂が縄張りを張るが、排他性は弱いような気がする。まだ、♀を見られていない。

キイロサナエ

5月の中下旬に、羽化がみられ、約2週間後の6月頃に、見られる。天気のいい、10時から11時半ごろに見られる。午後3時頃にもみられるが、数は少ない。上の写真は、湿り気のある土面へ産卵している。